アプローチは色々さ!!

http://d.hatena.ne.jp/ichi-03/20080524/1209553681
あらかじめ宣言しておくと、この記事を書いた大学院生には決して悪い印象はないよ。就職活動の一つの方法としてよくまとまっているし、正しいと思う。でも、全く違う別の一つのアプローチをしていた僕としては、それだけが全てじゃないと考えたので、反論しておく。一応、僕は1000人以上の当時第一志望だった会社に入っているが、当時は三流大学院生だったので状況はちょうどぴったり来る。彼との比較ではちょうどよいと思う。

・なるべく早い時期から始めること

必ずしも早く始める必要はない。早く始めればそれだけ体力を必要とする。この大学院生がいつから就職活動を始めたのか、正確な日時を書いていないが、エントリーシートの雛形作成を含む、全ての活動が1月以降で十分だ。1、2、3、4月だけ就職活動やればいいと思うね。それ以上は、人によっては体力が持たないだろう。

・OB訪問すること

OB訪問は不要。そもそも聞きたいが、たかが一人の社員に話を聞いたとして、それで考えが変わるっておかしくないか?その社員は本当に業界のことを知っているのか?理解しているのか?ちゃんと、君に正しく業界像を伝えているのか?
自分の人生は自分で決断をするべきだ。OB訪問で情報が得られるとは思えないし、(事実、僕にとってはさして役に立たなかった)それで人生を変える必要もないだろう。

・業績を作る

院生の研究は、物による。僕は、研究が必要とされた場面は一つもなかったな。聞かれても、相手はただ感心するばかりで本質を理解してくれていないし。そもそも研究というのは、ちょっと話したぐらいで共有できるものではない。自分と教授しか理解できないからこそ研究の先進性がある。そういうわけで、院生の研究が役に立つことはなかったな。
研究職ならば例外もあるだろうけど、はっきり言おう。研究職は就職活動では勝ち取れない。やるだけ無駄な場合がほとんどだ。推薦しかない。力のある人に気に入られるってことがあれば分からないけどさ。つまり、そういう力のある人が出席しそうな国内の査読つき+全国レベルの論文に投稿するレベルなら目に留まるチャンスが生まれるので可能性はあるが、そうでなければ研究はあまり役に立たない。自分を売り込むなら、もっと別な方法が有効だよ。

・恥かしさを捨てること

これも、残念ながら僕には当てはまらなかった。自分の弱点は、結局、自分しか分からないことがほとんどだと思っているし、特に僕の場合は、人から指摘されたことはことごとく跳ね除けなければならなかった。周りの指摘が見当違いだったからね。周りに適切なアドバイザーがいないこともあるよ。そもそも、社員は全員そろいもそろってエントリーシートをそんなにまじめに読んでなかったと思うから、そこまで文章を気にすることないと思うんだけど、どうよ?必要なのは文章と整合性のある会話をすることだと僕は考えたかな。

・就活での楽しみを作る

これは重要だよね。うん。これは僕もそう思ったよ。僕の場合はかわいい女の子に声をかけることが楽しくてしょうがなかったな〜。

結論:
つまり、就職活動はそれぞれの個性、状況、環境、目標、運しだいなんだから、あまりアドバイスは役に立たないと思うよ。