IDEというべきか、何というべきか

良記事なので支援・・・のつもり。


最近のJavaの動向はかなりゆっくりになってきたなという印象がある。IDEも完成系としてはまずまずなところかな、とか、言語機能としてもまあまあいんじゃない、とか、フレームワークも過不足なくなってきた面もあって便利ですね、とか。*1
そうなると、成長しなくてもよくなってきているわけでもあり、つまり、な〜んとなく、JavaCOBOLの世界というか、そういうもんに片足を突っ込んできたか?という印象がなくはない。IDEで成長できないという論理は、なんとなく、JavaCOBOLになりつつあるという論調にも近いものがある。

さて、IDEをちゃんと活用しようということで書いた Eclipseからテキストエディタに戻れない10の理由 - プログラマーの脳みそだが、予想通りIDEを使っていたら成長できない的な意見が出てきた。このあたりは、よく論争になるネタなのだけど、今一度向かい合ってみよう。
IDEは成長を阻害するのか? - プログラマーの脳みそ

言語に完全な上位互換性があって、永年使われて来ると何が起きるかと言えば、新しい言語仕様を学習しないということが起きる。
COBOLは「負の遺産」なんかじゃない | おごちゃんの雑文


あくまで印象だけれども、Javaの場合、バージョンアップ*2には今のところ成功していると思う。*31.5の機能を知らないという人はあまり見かけないし、全面的に利用していないまでも、それなりには利用しているかなと思う。
で、バージョンアップに何が寄与しているのか考えてみたところ、やっぱ、コンパイラの警告がでかいかなと考えた。IDEでいえば、黄色線出てきて気持ち悪いね♪という精神攻撃である。
Javaの場合、古い文法を「てめー古い構文書くんじゃねーよ!!!」とコンパイラが警告する。いや、こんなあからさまな表現はしないものの、それなりにああだこうだいってくることがある。*4これが重要なんではないかと思う。IDEの協力もあいまって、黄色線が出ると即座にぐぐり、問題解決に走ろうと技術者は考えるのではなかろうか?


別にJavaに長生きしてもらう必要はなく、僕らが長生きすればいいんだが、Javaは現段階では将来にわたって機能してくれるだろうなと予想させてくれる。IDEとの相性も含めて。

*1:もちろん、不満はいっぱいある。でも、数年前から考えたとしても今はすげー便利です。

*2:新しいことを学ぶ、進歩するという意味で以下利用する。

*3:不安もあるかな。1.6を使いこなしいている人はほとんどいないしね。

*4:全部が全部じゃないし、確か一部の機能だけだったはず。