若者としてとても気がかりであること

若者というか、個人の人間として、一番気がかりなことは何かといえば、つまり、おっさんになりたくないということなのだ。いくら給料が高くても、天下り先で何も仕事がないような人生だけは自分は送りたくない。だから、公務員になって天下りとか考える奴の気が知れないわけだが。

何にせよ、「おっさん」というのは自分以外のものを面倒見なきゃ、存在そのものが否定されてしまうのだ。その代わり、自分以外のものの面倒を見るスキルも持っているはずだ。つか持ってなきゃダメだ。そうなると、「幸せなハッカー人生」を歩もうと思ったら、少なくともしばらくはハックの対象を変えなきゃいけない。
おっさんハッカー | おごちゃんの雑文

これは、自分が一番気になることだ。どうやっても自分の若者としての賞味期限は過大に評価しても10年前後しかないわけだ。それは、自分自身が何よりよく分かっている。では、10年前後の後の人生を技術者としてどう歩んでいくべきか?
問題は、この問いに対する結論を出すことが今の自分には全く出来ないことだ。というか、全く将来の予測を立てることが出来ないのだ。これは若者だからなのかなぁ。自分がいたらないからなのか。いずれにせよ、結論を出せずにここまで来てしまった。
結局、目の前のことをやり続けていくしかない。最近はそう結論付けているが、目の前のことをやっていたらとてもハッカーになれるはずもないので、まあ、おっさんにならないように他の人の面倒を見る技術を身につけていくべきなのだろう。


そういえば、今日はおっさんと若者が満員電車の中で話しているのを見かけた。親子ぐらい離れているので、本当の親子だったかもしれない。おっさんの方がしきりに若者に気をかけていてとても面白い光景だった。まあ、おっさんがかいがいしく若者を面倒見ている光景はちょっと変ではあったけれど、本人同士にとっては、それはそれで面白いことなのかもしれない。自分は、違和感なく若者の面倒を見られるおっさんになれるといいが、さてはて。