これだからブログはやめられない

NHKスペシャルか。NHKは健闘しているね。ぜひ見たかったが、世間に対する視野を狭くしても、今は勉強に明け暮れている毎日。ブログをやめられないのは、こういう情報を要約してもらって手に入れられるからだ。こういうメディアがもっと早く登場していたら、日本も変わった形で今を迎えていたのかもしれない。

これは、介護保険でも生活保護でも同じです。全てのテーマに通底するのは「無力さ」。セーフティネットに頼らざるを得ない人々も、そのセーフティネットに関わる人々も、それが人々を救う「最後の命綱」になり得ない危機的状況に晒されている事に無力さを味わうのです。そこは、すでに「自助努力」や「前向き」といったポジティブ・シンキングではどうにもならない現実が目の前にあるからです。
セーフティネット・クライシス - シートン俗物記

貧困というか、圧倒的大多数の日本人は、他人に迷惑をかけてまで生きようとは思っていないように思う。そう思っているわがままな奴を見たことがあまりない。だからこそ、最近の貧困層に対して余計に無力感を感じるのかもしれないね。助けてあげたい人だからこそ、そういう人だからこそ、助けられない無力感が増長する。

どうすれば今の資本を再配分できるか。再配分に関しては、色んな議論があるところだけれども、結局、再配分しか現状のセーフティネットに対する処方箋はないように思う。長期的には、色々な手立てを考えていけるだろうけど、今現時点で出来ることとしては、結局、金持ちに拠出してもらうしか方法はないだろう。

そうはいっても、金持ちだって今の生活を捨てることは難しいだろう。まったく、いつからこんなに日本人は贅沢になったのか。昔は闇市で日銭を稼いでいた人もいたらしいが、そんな日本を今ではまるきり想像できない。当時の日本にはセーフティネットなど全くなかったはずなのに、みんな希望を持って生きていた様子だよね。う〜〜ん。社会が現在のような形に構成されたときに、何を間違えたのだろう。その何かがまだ僕には分からないが、とにかく、考えなければならないことはよくわかった。