アドバイスが悪いわけじゃないんだけどね

基本的には、どうやってもうまくいく人はうまくいく。うまくいかない人はうまくいかない。ほとんどの場合、特にウェブ上でのアドバイスが役に立つことは少ないと個人的には思っている。それはつまり、大概、アドバイスがほしい人こそ出来が悪く、結局、100%こうすべきという内容ではない、きちんと選択しましょうねといった内容のアドバイスは、出来が悪い人にとって毒になりやすいということだ。ウェブ上でのアドバイスというのは、どうしても一般論になりがちで、きちんとそこから選択する必要がある。出来が悪い彼らが正しい選択を出来るとはあまり思えない。重要な場面において正解とは反対の選択をしてしまって、毒にしてしまうことが多いのではないか。

僕は最初から自分が面接官だったらという留保付きで話しているだけど、それに対する嫌悪感を表明しときながら、自分は「おそらく正しい」と思われるアドバイスをしちゃうのは一体何故?どうしても裏に意図があると(ry
はてなブックマーク - 何を意図して書いているのか、実は気になる - ジャヴァ〜

先日の記事で僕がアドバイスした内容は、100%こうしてほしいと思ってのアドバイスだった。そこには選択の必要がない。しかし、はっきりいえばどうでもいい内容ぐらいのアドバイスなので、あれに関しては責任を持てるし、出来が悪い人に鵜呑みにしてもらっても問題ないと思っている。
「僕が面接官だったら」というのなら、最初からアドバイスしない方がみんな幸せかもしれないと思うのは僕だけかもしれないが、でも、軽々しく話題として取り上げてしまえば、結局、リクルートなんかがやっているどうでもいい内容のアドバイスとあまり変わらないと思っている。
だからこそ、アドバイスにはその人の意図が重要なんだ。アドバイザーたるその人が、強い思い、熱い思いをそこにのせるだけで、もっと違った内容になると思うし、僕は、そういう意図を感じたいからこそブログを読んでいる。いや、これは僕の押し付けだからどうでもいいか(笑)

将棋のソフトかぁ

http://www.asahi.com/science/update/0505/TKY200805050175.html

印象的な記事だけど、将棋アルゴリズムにおいて現れる人間的特性がいくつかあって、そこが抜け落ちているので考えてみた。

一般的によく言われている話だが、コンピュータと人間では、人間の方が計算能力は高いと考えられている。2手3手程度先ならば、コンピュータは漏れがない分だけ正確であるが、30手40手先、つまり、勝負がどのような形で決戦に持ち込まれるかという場面を想像し、それに従って正しい行動をとることがコンピュータは実質的にできないので、要するに、2手3手において漏れがないように訓練された人間にコンピュータは手も足もでないというわけである。時間をかければかけるだけ漏れがない手を実行することが出来るので、人間の方が一般的には強いと考えていいだろう。

ここからは、自分が考えていること。
人間とコンピュータでは、さらに、手の決定というプロセスの違いを面白いと考えている。人間は、別の人間と一緒にどのような手を実行するべきかを考えたときに、さら強くなるのが一般的。新しい視点、アルゴリズムが比較したときに、何らかの基準において優位であったときに、吸収することが出来るのである。コンピュータは、2つのソフトウェアを簡単に連結できるだろうか?2つに考えさせて、どちらが有利なのか、選択できるのだろうか?そこが、多分、人間とコンピュータにおける最大の違いなのではないか、最近はそう考えるようになってきた。コンピュータとか、ほんとどうでもいい作業しか出来ないということがよくわかる。いや、だからこそ、ソフトウェアエンジニアにはやりがいがあるのだけれどもね。

アドバイスは難しい

アドバイスは難しい。そういうことをいいたかったのだけど、えらいミスをいくつかしている。やっぱり、まじめに人のトラックバックをするのは自分には合わないと思った今日この頃。とてもまじめに反論していただいて、恐縮してしまった。

何を意図して書いているのか、実は気になる

ブログを読んでいて、内容が一番気になるが、それ以外にも書き手の意図が気になったりする。煽るためなのか、フィードバックを得るためなのか、反応を見るためなのか、楽しんでいるのか、多分、ブログもメディアとして強く意識されるようになってきていると思うので、それなりに他の人に読まれているだろうと推測できるブロガーほど、内容を注意して読まないとミスリードされる可能性が強いなぁと思っていたりする。

一番やっかいな記事は、就職活動に関するものだと思う。就職活動のアドバイスをブログに書いている人がいるけれども、どういう意図を持って書いているのか、よく分からないことが多い。よく分からないとぼかしたけれど、つまり、学生に対していらんことをいう神経が分からないと強く表現してもいいかもしれない。人によってどうとでも解釈しなければならないある種とても複雑な問題を、簡潔に割り切っているように話すのは、どうしても裏に意図が隠されていると思ってしまう。(あるいは、全く何も考えていないか、なんでしょう。)

面接のことは、最終的には面接官と学生の間にしか分からない問題であって、どう逆立ちしても本来的にはアドバイスしようがない問題だと思っています。それに、いらんこと学生に言っても学生には学生の立場があるから、多分、ブログじゃ伝えたい核心があっても伝わらないですよ。

面接で「当社は正直、第何志望ですか?」と聞かれたら - novtan別館
学生に向けてテンプレートのごとく責任感のあるアドバイスをするというなら、「最初から熱意満々にしておいて、うそでいいから第一志望っていっておきましょう」がおそらく正しい。演技できない人もいるかもしれないからそれでも100%ではないが、そもそも演技できなきゃ面接は乗り切れない。意図していない、悪意が微塵もない矛盾は、面接中にはよく発生するものだ。それは仕事中でも同じで、なくなりゃしない。「第一志望ですか?」といったようなくだらない質問をするのは、つまり、そういう矛盾を意図的に引き起こしてやろうという悪意であって、社会的には認められる活動では全くなく、しかし、企業として考えたときは、これぐらいの質問に対して平気でうそついてくれないと困るんだけど、というのが本当のところ。うそではないことばだとか、相手のことを好きになるなんて、きれいごとは嫌いでございます。

自分を売り込むのは自分 - 雑種路線でいこう
そういう点では、泣き言をいっても自分しかいないんだ、というアドバイスの方が共感を持てる。だって、最終的にはそういうことなんだもん。

とはいえ、参考にさせていただいた記事は、100%間違ったアドバイスじゃないんだよね〜。ひとつの真理でもある。だからこそ、アドバイスを鵜呑みにした学生にとってたちが悪い瞬間があるということを、アドバイザーに伝えたいわけでもある。これがこの記事の意図であったりする。まあ、どうでもいい意図ですがw

Javaのお勉強開始

デザインパターンの基礎から勉強をしています。正確には、一度読んでいる内容なので復習です。出てきているプログラムに対する問題を写経していくことで、基礎体力をつけようとがんばっています。とりあえず、一章の問題終わり。

増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門

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